こんにちは!ROBOT55(ロボット・ゴー・ゴー)です!
「志は高いが予算は低い」方々にスマホを使ってDIYでウェブ動画を制作する為に少しでもお手伝い出来ればと不定期に行なっているのがこの「上手な動画撮影のコツ」シリーズ。
今日はよくありがちな「やってはいけない事」を2点。
撮影現場用語に「パン」というのがあります。
これは賄いの菓子パンとかのパンではなくて(そんな事わかってるって!)カメラを右から左、或いは左から右に振る事。撮りたいポイントが一度に画面に収まりきらない時とかに必要なテクです。
でも実はこれがくせ者。
おいしいとこ全てを抑えたいからカメラで一気に撮りたいっ!
…っていう血湧き肉躍るその気持ち、とっても分かりますが、その情熱が結果としてスマホのような小さい画面で見ると酔いそうになってしまう動画になる事がしばしば…
例えばこんな映像:
撮っているものは必要なものを全て抑えた気になっていも、観ている側からすると実は何もきちんと見れない動画に…..
どうしても観せたいものが幾つかある場合、カメラを左右に回すよりスチルを撮影する感覚で一つずつ撮影し、短いカットで繋いだ方が実は遥かに綺麗で観せたいものが視聴者に伝わります。よ!
そして!エンドユーザーの閲覧環境がスマホでもちゃんと見えるように、観せたいアイテムやポイントには極力近づいて撮影しましょう!
次は動画に限らずスチルでもよくある基本的ミス。
必ずカメラの後ろに太陽なり光源がある事を確認して「逆光」を避けましょう、というのはお子様でも知っている事。
し・か・し!
特に高層ビルみたいに景色が綺麗な場所に行くと、窓の前で撮影したい!と思うのは人情。
でも僕はロボットだからそんな情には流されません!例えバックがどれだけ綺麗であっても人物撮影で一番重要なのはあくまでも人物。なのでその人の顔が見えなければそのショットには何の意味もありません。
「でも映画やテレビではバックに綺麗な景色が写っているところで人物撮影をしているじゃない?!」と言う方もいるでしょう。確かにそういう映像も世の中にはあります。
でもああいう風に撮るには外の明るさに負けない照明を人物にあてる必要があり、更に窓に照明が写り込まないように照明の角度やカメラ位置も相当綿密に計算しなくてはなりません。そもそも太陽の明るさにもひけを取らない業務用の照明なんて皆さんは持ってないですよね(笑)。
だから屋内で人物を撮影するときは(例え景色がどんなにワンダフルだったとしても)窓際などバックが明るすぎる場所は極力避け、右の写真のように撮りましょう。
どうしても景色を撮りたいのなら先ほどのパンの時と同じように別に撮影し、編集でまとめて挿入するようにしましょうね!
今日の復習をしましょう!
① カメラ左右に振る・パンをするのは極力避け、固定した画像を編集で繋ぐように。
② たとえどれだけ窓の外の景色が綺麗でも逆光になる映像は避け、人物と風景は別々に撮って編集で挿入。
要するに一気にカメラで何もかも撮ろうとするより、別々に撮って編集で繋ぐ方が観ていて分かりやすく、結果プロっぽい映像が出来るって事ですね。
やっぱり編集ってとっても大切!
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